はじめに
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こんにちは!橋口です!
今回は焚き火がしたいけど、通行人に通報されたりして警察沙汰になったりするのが不安という方のための記事です。
警察沙汰は絶対に嫌だ、正式な許可が出てるかどうかわからないけどまあ雰囲気的に大丈夫というようなグレーゾーンでは心置きなく楽しめませんよね?
リラックスしに行くのに逆にストレスがたまります(笑)
この記事では消防法などをご紹介し、どんなことをしたら警察にお世話になってしまうのか、過去の事例も遡って詳しくお伝えしていきます!
そして最後にはグレーゾーンではなく、東京で公式に焚き火が許可されている場所をご紹介します。
この記事を書くためにいろんな記事を読んだり人に聞いたりして、法律やら過去の事例に相当詳しくなりました。(;^ω^)
正しい知識を学んで、余計な心配を抱えずに焚き火を楽しみましょう!
焚き火に関する違法行為や禁止行為まとめ!
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焚き火をする際に気を付けること
焚き火を楽しむ際に最も気を付けるべきポイントは何でしょうか?
結論から申し上げると「火事に発展させないこと」と「通報されないこと」です。
このサイトで適切な場所選びとスキルを身に着ければ火事に発展することはないと思います。
今回記事を書くにあたって最も大きな課題であると感じたのは「第3者からの通報」です。
焚き火に関するルールを把握せずに、近隣の方から通報されて警察沙汰になればリラックスどころか強烈なストレスと黒歴史を抱えてしまいます。
ということで、焚き火と警察について学んでいきましょう(笑)
いきなり結論。
結論から申し上げます。
「おとなしく、バーベキュー場やキャンプ場に行った方が楽です(笑)」
焚き火と法律は非常に複雑です。
自治体ごとの例外や、人の感覚次第というような曖昧な線引きだらけです。
<これまでに言われた曖昧な線引きまとめ>
・「焚き火はだめだけどBBQはOK」
→肉焼いたらBBQ?コーヒーだけじゃあかんの?( `―´)ノ
・「燃やす木は軽微なものならOK」
→軽微ってどのくらいの大きさやねん(笑)( `―´)ノ
・「違法じゃないけどダメ」
→究極です。(笑)ツッコミどころも分からんわ( `―´)ノ
基本的に家の近くの河原で焚き火をしていいか調べる際はその河原の“管轄”に問い合わせるのが最善です。
しかしこの管轄が厄介。
A川の上流は県の管轄でB橋を境に下流は河川事務所の管轄みたいなことがあるので問い合わせがめっちゃ大変です(笑)
自分だけの家近焚き火スポットは誰しも憧れますが、気合を入れて探す必要があるということです。
【通報事例まとめ】自宅の庭で焚き火をしても警察沙汰。
本章では自宅の庭で焚き火をしていた時に近隣の方から通報があった事例を紹介します。
ある日の昼過ぎ、Aさんは庭(私有地)で焚き火をしていました。
(焚き火台を使い、消火用の水も完備、焚き火の規模もキャンプファイヤーではなく軽微な枝の焚き火です)すると警察と消防の方が来て、「火を消すように」と指導が入りました。
Aさんが理由を聞くと
「近隣の住人から煙の臭いがする。火事かもしれない。」という通報が届いたそうです。この時は罰金を科せられることがありませんでしたが、指導が入ってしまいました。
次同じ場所で同じ指導を受けてしまうと罰金に科せられかねないので、Aさんは庭で焚き火ができなくなってしまいました。
上記の事例は焚き火と法律の関係の核心を捉えています。
この事例のポイントをまとめます。
・Aさんは違法な焚き火をしていない
・通報した方が火事と思ったから通報した
二つ目の項目の「思った」というのが核心です。
人の目につくところで焚き火をするリスクは法律ではなく、それを見た人の主観で警察が動くということ。
法律に関しては自治体に調べれば済む話。
しかし、通りすがりの人の主観はコントロールできません。(;^ω^)
「おとなしく、バーベキュー場やキャンプ場に行った方が楽です(笑)」
焚き火と法律は非常に複雑です。
自治体ごとの例外や、人の感覚次第というような曖昧な線引きだらけです。
これが冒頭の結論の根拠です。
参考文献としてこのサイトを利用しました。
(具体例としてはこの方が役所に問い合わせまくった話が参考になります)
焚き火にまつわる法律の知識
ぶっちゃけ、法律の章は読み飛ばしても大丈夫です(笑)
サイトのコンセプト上、深堀した知識を載せますが、前述のとおり焚き火を見た人が火事と思ったり、においや煙に不快感を得ることで通報につながります。
そして消防車や警察が調査しに来てあなたに話しかけるでしょう。
あなたは法律や自治体に認可されている場所で焚き火をしているわけですから、逮捕や罰金には繋がりません。
しかし、職質は相当ストレスです。それまでどれだけリラックスしていても一瞬で吹き飛びます。”(-“”-)”
癒し、ストレス解消のために焚き火をしているのに本末転倒です。
具体的な解決策になり得ない法律を僕たちが頭に詰め込むのは非効率的です。(笑)
それでも興味がある方のために共有しておきます(^^♪
焚き火にまつわる法律を一挙公開!
<軽犯罪法第1条9号>
相当の注意をしないで、建物、森林その他燃えるような物の附近で火をたき、
又はガソリンその他引火し易い物の附近で火気を用いた者」を拘留又は科料に処すことが定められている。
要するに、他の法令で認められている焚き火であっても、注意を怠れば刑法犯となる可能性がある。
(“過度な大燃焼をしない”、“消火の準備”でクリアできると思います)
<廃棄物処理法16条>
燃料としてごみ(廃棄物)を燃やすことは不法焼却による規制対象
しかし、この法律では原則として「焚き火」と「軽微な範囲での廃棄物の焼却」は規制されていないません(笑)
この法律に則れば、大工さんが仕事で出た端材を家の庭で燃やすのはアウトです。
煙で近隣の方が通報、警察が経緯を把握した結果、実際に罰金措置を受けたそうです。
軽微な範囲ってどれくらいやねん( `―´)ノ
上記の記事を理解して炎のコントロールができるようになれば、軽微な焚き火の意味が分かります。
<消防法第3条>
消防長、消防署長その他の消防吏員は、
屋外において火災の予防に危険であると認める行為者又は火災の予防に危険であると認める物件若しくは消火、避難その他の消防の活動に支障になると認める物件の所有者、管理者若しくは占有者で権原を有する者に対して、次に掲げる必要な措置をとるべきことを命ずることができる。
要するに、焚火をみつけて消防署の人が危ないと判断したら、それをやめさせることができる、ということです。
<管理組合等による自主規制>
計画都市や集合住宅地などでは自主的な管理規則として、敷地内での焚き火行為が禁止されていることがあります。
この場合管理指示に従わない焚き火行為(管理規則違反)は威力業務妨害罪あるいは民事上の損害賠償請求の対象となる可能性がある。
今日一の究極の曖昧ポイントです”(-“”-)”
主にこの原則が焚き火の難易度を爆上げしています(;^ω^)
焚き火ができる場所をご紹介!
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前章では焚き火にまつわる法的な話で若干暗い感じになってしまいました。(;^ω^)
確かに東京近郊で気軽に焚き火をするのはハードルが高いです。
自然との距離が遠くなってしまうのは便利さを求めた代償といってもいいでしょう。
しかし、ご安心ください!
僕の焚き火愛はこれしきでは収まりません!
焚き火ができる場所をいろいろ調べまくったのでご紹介します!
焚き火ができる場所の条件
焚き火ができる場所の条件は何でしょうか。
先ほど申し上げたように、家の近くにいかにも焚き火ができそうな広場や河原があっても最初はやめておいた方が無難です。
改めて、心置きなく焚き火ができる場所を定義します。
・バーベキューが許可されている場所
・キャンプ場
・河川事務所が許可している河原
基本的には3か所になります。
まとめると自分が住んでいる住所に近い場所で、
「バーベキュー場」や「バーベキュー 許可」と検索するのが最もおすすめです。
キャンプ場に関してはまとめた記事を後ろに貼っておくのでご覧ください!
先にネタばらしするとキャンプ場に関してはどうしても都会から離れてしまうので、電車移動で身近な場所はほとんどありませんでした(;^ω^)
ですので、検索をかける際は「バーベキュー」で探す方がヒットしやすいと思います( ;∀;)
家の近くの河原などが許可されているか知る方法
近くに良さげな場所があるから許可が出ているか確認したい!
という方のためにその場所が焚き火OKなのかを確認する手順をご紹介します。
① 河原の住所を調べる
② 河原の管轄に電話で聞く
以上です。(笑)
皆さんが困るのは河原の管轄だと思いますので、ここを詳しく説明します。
・国土交通省(河川事務所)
・都道府県
・市役所
大きく分けるとこの3つのうちのどれか、特に河川事務所であるケースが多いように思います。
川崎市の多摩川の河川敷で焚き火ができるのか調べてみた
今回は仮に川崎市に住んでいて近くを流れる多摩川の河川敷で焚き火ができるか調べてみようと思います。
結論から申し上げると「指定場所以外では禁止」でした。
<主要文の抽出>
・なお、バーベキュー広場以外の川崎市が管理している多摩川緑地については、川崎市都市公園条例により火気の使用は禁止ですので、バーベキューはできません。(川崎市内の公園緑地では、川崎市都市公園条例により指定された場所以外での火気の使用を禁止しています。)
・川崎市が管理している多摩川緑地以外については、主に国土交通省の管理地となります。使用方法については、国土交通省田園調布出張所または国土交通省多摩出張所にお問い合わせください。
なるほどなるほど、早くも役所特有のたらい回し感が出てきてますが、めげずに追いかけます”(-“”-)”
やってきました!河川事務所~!(テンション上がりません)
ここで面白いPDFがあるので見てみます
多摩川「管理区間マップ」
これを照らし合わせると分かることは、
自分の近くの川が“谷沢川”である場合、問い合わせ先が“田園調布出張所”というわけです。
そんなこんなで電話してみました(笑)
出張所の方の懇切丁寧な説明のおかげで理解できたのでまとめます!
・田園調布出張所(=国)の管轄内では原則自由使用が認められているので常識の範囲内での焚き火を規制することはできない。つまり焚き火ができる。
・しかし、川崎市が占有している区域では市の条例が優先されるため、川崎市が禁止と公言しているのであれば禁止。
めっちゃすっきりしました(笑)こんな感じで調べていきます。(笑)
東京で焚き火が許可されている場所
今回は焚き火に関する日本のルールについて細かく紹介させていただきました。
火事や近所迷惑のリスクがあり、焚き火ができそうな場所でもできない。
それで結論にしてしまってはあまりに悲しいので、具体的に焚き火ができる場所をまとめた記事をいくつか作りました。
場所選びの参考になれば幸いです!(^^♪
★【水辺で焚き火がしたい!】おすすめの海沿いや河原をご紹介!
★【QUEST】焚き火が許可されている河原を自治体に直接聞きました
2020年は空前のアウトドアブームで様々な施設やキャンプ場がどんどん増えてきています。
この他にも新しい情報が入りましたら更新していきますので
ぼちぼちチェックしに来てください!(^^♪
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